Public Space / Competition

Oimachi | Tokyo, Japan

 

 パブリックスペースのデザインというコンペで、公衆トイレを新築する課題でした。計画敷地外の公園についても提案できるといった追記もあり、我々の提案は、敷地にリニアに通っている鉄道路線に対して、「まちのバッファー」を形成し、3層のバッファーと3つのゾーンで人が滞在できる場をつくり、景色を修景しながら、駅と線路によって南北に分断されている街をゆるやかに結ぶパスができればと考えました。設備関係の既設図などと照合させながら、公園全体をプランニングしていく中で河川が公園の下部を通っており、建築を敷地外の公園内に配置するにはインフラにコストが掛かりすぎること、法規によるの規制等の諸問題を解決するのは困難であると考え、公衆トイレは、要求内の敷地に配置し、グリーンウォールと、絵画の額縁のようなストリートファニチャーを連続させ、一つのシークエンスを保ちながら、敷地内の掘削などをなるべくしない提案としています。公衆トイレは CLTと外壁緑化壁で構成し、明るく公園内緑化と共に溶けこみながら、街の人へ憩いの場をつくり、都市が抱える課題に対して建築のデザインで寄与できればと提案しました。

 

 

 

Client - Shinagawa-ku, Date - Dec-2018