外資系保険会社内装 / Interior
Minami-Aoyama | Tokyo, Japan
外資系保険会社の内装提案です。外装としては素敵と思われがちなガラスカーテンウォールビル群のオフィスですが、内装のオフィス環境側から考えるとガラス壁が弊害になり、通常の間仕切り壁がない為、収納部分やピンナップできる壁の減少など、オフィスとしての機能としては、不向きです。このことが、一番の課題である事に日本、世界のオフィス設計ではあまり語られていません。この課題に対して、ローコストでテナントとして建築を大幅に変更することなく、たった1枚の壁(家具の壁)を造ることで、動線計画を明確にし、効率的な業務が行えるようにする提案しました。また、ユニット天井などはモジュールがありますから、それを利用して、内装表現を変更するだけで、劇的にオフィス空間が明るく、快適なものになるよう提案しました。特に保険会社のような個人情報を取り扱うオフィスは、入り口からすぐに、オフィス机が見えないような配慮も重要です。机からの視線は三次元を利用して、視線チェックすることで、単純なレイアウト変更が大きな効果を生むことも、既製のインテリアデザイン(華美や無表情な)ではなく、建築家の視点なのです。
Client - Anonymous, Date - Dec-2017